守ってあげたい

『ごめんミク 待たせて』


海斗がレジを終えて
あたしの傍に来る



あたしは笑って海斗の手を握った。





胸がズキンとする。



何なの この気持ち







陸 ごめんね。あたし、鈍感だったから…。


この時 あたしの気持ちが 確実に陸へと向かっていたのに…




まだ 気づけなかったの―





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