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中学の卒業写真で遺影を作り、花と一緒にその子の机の上に置く。


登校してきたら幽霊扱い。


自分の机を見て震えているその子を見て私は笑っていた。


その直後だった。


いきなり狂ったように奇声をあげ、教室を飛び出していった。


びっくりはしたが特に気にもとめなかった。


私はそのままいつも通りの1日を過ごし、また次の日もいつもと同じように学校へ行く。


しかし、いつも通りではなかった。


教室に入ると泣いている者や、私を睨み付ける者、怯えている者がいた。


私には意味が分からなかった。


担任の話を聞くまでは…
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