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「出会い系じゃないよね?」


「違うよ!サイトの中で友達作ったり日記書いたり…全然いかがわしくないよ。」


疑問をぶつける私の顔を見つめ続ける英理。


そんなに見つめられたら顔に穴があきそうだよ…とか思いながら、溜め息を洩らす。


「英理の頼みなら仕方ない。」


「まじ?ありがと~!家着いたらURL送るね。まじ感謝!」


「いいえ~。どういたしまして。」


…多分、英理には私の言葉は届いていないだろう。


スキップしながら鼻歌を歌っている。


その後、私は英理から登録の仕方を教えられたり、機能の使い方を教えてもらった。


そんな話をしていたらいつの間にか家に着いていた。
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