ボコ・でこ
それから1ヶ月経った。

部活の人達とも仲良くなってきてようやく高校生ライフを楽しめるレベルまできたかなと思っていた。

「ヒロ~、カラオケ行かない?」
マイコだ。
1ヶ月前まで<ヒロくん>と呼ばれていたが馴れてきたのか呼び捨てに変わった。
そもそも<ユキヒロ>なのになぜ<ヒロ>なのだろうか、ってか1ヶ月前とキャラが違う。
オレには女の子というものがわからない。

「えっ?いいけど二人!?」
妥当な質問をした。
「そんなわけないでしょ?、うちのともだちもいるよ!!、それとも二人の方がいい?」
オレは完全に遊ばれてる気がする。
「いや、カラオケは大勢の方が楽しいだろ!」
出会って1ヶ月の人と二人だけでカラオケには流石に腰が退ける。
「オッケー!!じゃあ行こうか!」
とりあえず二人で駅に向かった。
なんにもない一本道を夕暮れ時に二人で歩いていた。
「なんて子がくるの?」
そう言えばそれを聞くのを忘れていた。
「言ってなかったっけ?、ミユキって覚えてる?」
正直覚えていなかった。
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ボコ・でこ

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop