アナタ～side G～

81日目

床に横たわる小さな体

「シロ！！」

真っ白な体が弱々しく、震えている

「っ…なんだよ、クソ猫が…」

くわえられていた煙草が床に落ちる

血の気が引く

残るのは、憎しみのみ

「出てって！！！」

悪魔を追い出し、私は小さな天使を抱えた

なんて私は、バカなんだ

忘れていた

自分の事ばかりで

でも、アナタは

シロは

私を待っていたのに

こんな私を

守ってくれた