誘惑プリンセス【BL】
「……な……っ!?」
思わず、言葉に詰まる。
「なぁ、今夜は何時に帰ってくるんだ?」
びっくりしてる俺に構うことなく、女の子――もとい、ヒメは普通に話し掛けてきた。
「……9時前には帰ると思うけど……お前……」
「コレ、似合うだろ?」
似合うとか、似合わないとかの問題じゃない。
ヒメが今日着てるのは、いつものパンクとかロック系の服じゃなく、普通に、女の子の格好。
黒いジャケットに、フリルの付いた白いブラウス。
ここまではいい。
胸元にフリルが付いていても、そこは許そう。
けど、その、下。
ダメージ加工の施された、ジーンズ生地のミニスカートとニーハイブーツ。
……おい、幾ら何でもミニスカにニーハイブーツは無いだろう。
脚が、白い太股が、見えてる。
しかも、細くてもちゃんと筋肉があるからそこら辺の女の子よりキレイに見える。
男のくせに美脚ってアリかよ……。
思わずじっと見詰めてしまうのは、男の性なのか自分の欲目なのか。
ついでに言うなら、長い睫毛が更に長くなってて、目元がキラキラしてる。
頬も、唇も、爪も、ピンク色。
顔も、服も、どこからどう見ても、女の子。
喋らなければ、女の子だ。
思わず、言葉に詰まる。
「なぁ、今夜は何時に帰ってくるんだ?」
びっくりしてる俺に構うことなく、女の子――もとい、ヒメは普通に話し掛けてきた。
「……9時前には帰ると思うけど……お前……」
「コレ、似合うだろ?」
似合うとか、似合わないとかの問題じゃない。
ヒメが今日着てるのは、いつものパンクとかロック系の服じゃなく、普通に、女の子の格好。
黒いジャケットに、フリルの付いた白いブラウス。
ここまではいい。
胸元にフリルが付いていても、そこは許そう。
けど、その、下。
ダメージ加工の施された、ジーンズ生地のミニスカートとニーハイブーツ。
……おい、幾ら何でもミニスカにニーハイブーツは無いだろう。
脚が、白い太股が、見えてる。
しかも、細くてもちゃんと筋肉があるからそこら辺の女の子よりキレイに見える。
男のくせに美脚ってアリかよ……。
思わずじっと見詰めてしまうのは、男の性なのか自分の欲目なのか。
ついでに言うなら、長い睫毛が更に長くなってて、目元がキラキラしてる。
頬も、唇も、爪も、ピンク色。
顔も、服も、どこからどう見ても、女の子。
喋らなければ、女の子だ。