誘惑プリンセス【BL】
「別に、今すぐセックスしようなんて言ってるんじゃないからな」
「な……っ、そんなの分かってるって!」
「うわー。恭介顔真っ赤」
「煩いっ! お前が余計な事言うからだろっ」
「嘘だぁ。少しは期待してるクセに」
言って、小悪魔的な笑みを浮かべたヒメはゆっくりとベッドから降りて俺に抱き付いて来る。
「こうやってくっついてるのも、恋人同士なんだからもう変な事じゃないよな?」
「そりゃあ、まぁ……そうだけど、さ。その、急激に態度が変わり過ぎじゃ……」
「……なんてゆーかさ」
少し拗ねるみたいな口調で、ヒメは俺の胸に顔を埋めてきた。