誘惑プリンセス【BL】
├憂鬱な朝
携帯アラームに導かれるまま起きた俺は、気持ちがスッキリしないまま身支度を整えて、朝食の準備に台所へ立つ。
自分の分と、まだ寝ている3人の分。
飯を炊いて、味噌汁作って、冷凍しておいた魚を焼いて。
シンク横に、並べておいた。
自分の分は適当に、残っていた飯とカレー。
立ったまま手早く済ませて、片付ける。
ここからだとベッドは少ししか見えないが、ヒメが起きた様子はない。
台所脇に置いておいた荷物を持って玄関に向かうと、起きてきた陣くんと鉢合わせた。
「あ、おはようございます。なんか、その……すみません」
「おはよう。気にしないでいいよ。俺も昨日は飲み過ぎたし……」
何だか胸がムカつくのは、酒の飲み過ぎだと思うことにして、済まなそうな顔をする陣くんに出来るだけ自然な笑顔を向ける。
自分の分と、まだ寝ている3人の分。
飯を炊いて、味噌汁作って、冷凍しておいた魚を焼いて。
シンク横に、並べておいた。
自分の分は適当に、残っていた飯とカレー。
立ったまま手早く済ませて、片付ける。
ここからだとベッドは少ししか見えないが、ヒメが起きた様子はない。
台所脇に置いておいた荷物を持って玄関に向かうと、起きてきた陣くんと鉢合わせた。
「あ、おはようございます。なんか、その……すみません」
「おはよう。気にしないでいいよ。俺も昨日は飲み過ぎたし……」
何だか胸がムカつくのは、酒の飲み過ぎだと思うことにして、済まなそうな顔をする陣くんに出来るだけ自然な笑顔を向ける。