誘惑プリンセス【BL】
ここに居るのだって、行くところが無いってだけで、俺のことが好きだから、って訳じゃ無いんだし。
それに、ヒメに同じ気持ちを返して貰いたいとは……それほど思ってない。
俺が勝手にヒメを好きなんだし。
そんな今、ヒメとセックスなんてしてしまった日には、俺は絶対に後悔すると思う。
俺は、朧さんの代わりにはなれないし、なりたくもない。
「つーか、ベッド買わないってことは、恭介に抱き付いて寝て良いんだ?」
「……布団で寝てくれ」
なんかもう、ヒメの中では『俺と寝る』のが前提になっているみたいだ。
ヒメはどこかの居酒屋だかバーで働き出したのか、夕方から夜中までは外出している。
だから、まだ一度も『一緒にベッドに入って寝る』っていう恥ずかしい状況には遭遇していない。
気が付くと、隣に居るんだ。
ヒメが入ってくるのに気付かない自分もどうかと思うが、こればっかりは仕方ない……って思ってる。
ヒメのリクエスト通りに卵焼きを作ってテーブルに置くと、もそもそとヒメがベッドから降りてくる。
眠そうにあくびをして、伸びをひとつ。
「眠いならまだ寝てればいいのに」
「メシは作りたてのがウマイだろ」
ベッドの他にもうひとつ。
ヒメは、俺が居るときは一緒に飯を食いたがる。
食欲が満たされたら、またベッドに戻っていくんだ。
つか、そのまま寝るんだろ?
1人で寝れんじゃん。
嘘つきめ。
ベッドなんて、絶対に買い換えないからな!
それに、ヒメに同じ気持ちを返して貰いたいとは……それほど思ってない。
俺が勝手にヒメを好きなんだし。
そんな今、ヒメとセックスなんてしてしまった日には、俺は絶対に後悔すると思う。
俺は、朧さんの代わりにはなれないし、なりたくもない。
「つーか、ベッド買わないってことは、恭介に抱き付いて寝て良いんだ?」
「……布団で寝てくれ」
なんかもう、ヒメの中では『俺と寝る』のが前提になっているみたいだ。
ヒメはどこかの居酒屋だかバーで働き出したのか、夕方から夜中までは外出している。
だから、まだ一度も『一緒にベッドに入って寝る』っていう恥ずかしい状況には遭遇していない。
気が付くと、隣に居るんだ。
ヒメが入ってくるのに気付かない自分もどうかと思うが、こればっかりは仕方ない……って思ってる。
ヒメのリクエスト通りに卵焼きを作ってテーブルに置くと、もそもそとヒメがベッドから降りてくる。
眠そうにあくびをして、伸びをひとつ。
「眠いならまだ寝てればいいのに」
「メシは作りたてのがウマイだろ」
ベッドの他にもうひとつ。
ヒメは、俺が居るときは一緒に飯を食いたがる。
食欲が満たされたら、またベッドに戻っていくんだ。
つか、そのまま寝るんだろ?
1人で寝れんじゃん。
嘘つきめ。
ベッドなんて、絶対に買い換えないからな!