お砂糖とマカロン



岡部くんが急に大きな声を出したので私は少しびっくりしてしまった。

だけどそれより、岡部くんが私をちゃんと女の子として見てくれて、知ってくれているのが嬉しかった。

「あはは、ありがと!岡部くんはすっごい優しいね!」

そう言うと、岡部くんが少し照れたように言った。

「そ、そんなことねぇって!小山だって優しいじゃん!…ってゆーか、小山って俺の名前知ってんのな…」


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