ソウルズ!
それゆえに、彼はフツフツと止めどなく込み上げてくる感情を押さえる事など出来ずに声を荒げて、こう叫んでいた。


「だから、なんなんだよ!
簡単に暴走なんかするはず無いだろ。

俺は天才だぜ、ソウルズのもたらす能力の使い方なんて完璧だぜ。」


彼の言い訳とも根拠の無い自信ともとれる言動を制するかの様に、ソレが言い終わらないうちに三度、空気が激しく揺さ振られるコトとなる。


「戯けぇぇッッ!!!」


流石に彼も二の句が継げなくなり、終には小さく悲鳴にも似た声を弱々しく漏らすのだった。


「うヒぃっ・・・」


そんな彼の様子など一切お構い無しに、とくとくと有難い説教が続けられるので有った。

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