ソウルズ!

普通この様な換気の行き届いていない密閉された空間は湿気などでカビ臭く、ちょうど地下鉄のホームの匂いの様な排ガス臭と、ひといきれに先のカビ臭さをミックスしたのを想像していただけるとイメージしやすいのではないだろうか?


・・・その点を鑑みても、この洞窟風の施設の建設や開発に多額の費用が掛かるのは目に見えている。


・・・すなわち運営できる程の大規模な組織なのでは推測されてしまうのであった。


壁の上部には2〜3メートル感覚で銀色の燭台が淡い燈を揺らめかせていた。


蝋燭なのか疑似的な電気による灯りなのかは天井部に煤が付着していない事などから後者のソレでは無いかと推測できそうだ。


そうだとすれば、よくできた模造品だ。

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