ソウルズ!

「・・・だ、だけどよ。

阿修羅(アシュラ)そうは言ってもコイツの力を試してみたくってッ!

オレは、どうしようも無いぐらいにウズウズしてるんだよォ!」


・・・と羅刹なる男は握り拳を作り荒々しい息を吐いている。


続いて、その中でも紅一点の女性がカグヤに語りかける。


「それではカグヤ様!

我々は、どのように動けば宜しいでしょうか?」


カグヤが幼い少女の様な見た目ならば、今カグヤからの指示を心待ちにしている。


この女性、刹那(せつな)は妖艶と言う言葉に相応しいくらいの美しい端整な顔立ちで・・・


迫力に満ち溢れた胸や、くびれが見事な腰や長くスラリと伸びた四肢などは、絶世の美女と呼んでも余り有る美しさだった。

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