サバイバル試験
携帯電話を開き、アドレス帳をの中からある電話番号を見つけた。






















そして、発信する


















プルルルルー



















プルルルル-


















『もしもし、墨田ですけど』
出たのは、かぼそい声の女性だった。

















『私、誠くんの先輩なんですけど』













美津子は、その時申し訳ない気持ちと悔しい気持ちでいっぱいだった。
























『お宅の息子さん、亡くなりました』


















美津子の瞳から、涙が一滴たれた





















電話を当ててる美津子の耳元からも、雨の音しか聞こえてこなかった。
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