大切なこと。


「柚羽は援助交際してるんだよ~♪」
それは、柚羽が知らない50代のオヤジと
手をつないでいる写真だった。
一瞬僕は頭の中が真っ白になって、思考回路が停止した。
「うそだろ・・・?柚羽がこんなことするわけねぇじゃねぇかよっ!!!!」
「わぁ。いつもはかわいい雄も柚羽のことになると、こっわ~。」
「ちょっ・・・。この画像消せよ!!今すぐに!!」
「だ~か~ら~。これを消す代わりにあたしとキスしてって言ってんのっ♪」

柚羽・・・。
どうして、こんなことしたんだよ・・・。

その時だった、
チャラララーチャララーラーララー♪
僕の携帯が鳴った。このメロディは・・・柚羽!?

「もしもし・・・?」
『あっ!雄ちゃん?!風邪大丈夫?』
「へ?僕風邪なんてひいてないよ?」


なんか・・・、矛盾してない?
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