アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「ごめん…ごめん…
食べよう!!テストなのにごめん」


私はできるだけ普通にしていた。


鍋はグツグツといい音をたてる。


「うまそ~~」
恭平は何事もなかったように
鍋の鶏肉に夢中になっている。


「めっちゃ…腹すいてたから~~」



「たくさん食べなさい~」



恭平の食欲を見てると
楽しくなった。


「何だまってみてんの?
ほら 食べなさい。」

恭平は自分の箸で鍋から
しいたけをとって


「あ~~~ん」と言った。


「ほら口開けて」


それから恭平は
立て続けにしいたけを
私の口に入れ続ける。
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