アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「私……あなたのこと
利用してるんだと思うの……。」


「利用?」


「ある意味浩二郎に利用されてると
思ってたけど
私も同じだった・・・・・。
ごめんなさい。」


浩二郎が笑いながら

「おまえの言ってる意味がわかんない。」


「だっていつも一方的だったじゃない?
私は都合のいい女なんだから……
あなたは本命と都合のいい女を
上手にまわしてたけれど…
そのうちに……
あなただけじゃない……
私もだってわかったの……
最初は寂しかったり切なかったり
都合のいい女が辛かったけど…
いつの間にか
その都合のいいペースに乗っかって
あなたを利用していたのかもしれない。」


「本命とか利用してるとか
恵美何言ってんの?
俺の仕事は忙しいって言ってるよね。」


「仕事・・・?
それだけじゃないでしょ?
私は彼女だって思ってたけど
浩二郎には違う人がいるんでしょ?」



慌ててる・・・・・


いつも冷静沈着なのに・・・
違う浩二郎を見ながら
楽しんでる私がいる………


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