アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
ドライヤーをかけてもらった。
「恵美さんの髪の毛って
柔らかいんだね。」


「将来薄くなるかな・・・
パパ似なのよね~」



ドライヤーが濡れた髪を乾かしていく
目を閉じた。



ドライヤーの乾いた音も
幸せな音に聞こえる……



「眠たいの?」



「今日が終わったら寝る・・・・
せっかく恭平に甘えられるんだから
もったいないもん~」



「悪い考えだな~」恭平が笑う



「なんかうれしい・・・・・
こんなことしてもらったことないもん」


「俺だってしたことないよ。」



「次は何してもらおうかな」


「お腹は?」



「もう胸まで一杯だもん……」



「じゃあ…恵美さんが寝るまで
ずっと話してよっか?」



「キャ~ママみたい!!」

思いっきりおどけたけど
胸がときめいている・・・・


 この気持ち伝えていい?
 伝えたい…好きって……


心がざわつき始める・・・・・
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