アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
父はすっかりと上機嫌


「どうぞ…入って下さい」


「パパ…ちょっと…
ご迷惑だから……」


「今 息子の可愛い彼女も来てくれていて
なんだかまた
メグがこんな立派な人と
お付き合いしてるなんて聞いたら
うれしいななんてね…」


「パパ お付き合いって
お友達だから・・・
今日はどうもありがとう」


早く下田さんを帰さなければ


「メグいいじゃないか~
俺はまた向こうに戻るんだから…」


「奈々さん
パパ酔ってるのね。」


「上機嫌なのよ。
ふーちゃんが晩酌してくれて」


 ふーちゃん…ピキッとした。


「お言葉はありがたいのですが
明日早くからオペがありますので
また日を改めて伺わせていただきます。」



 さすがの身のこなし~


「メグちゃんまた。」


爽やかな夜風に乗って
下田さんは無事帰って行った。
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