アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「なんだよ、メグ!!
あんな素敵な人がいたのか?」


「あのね…パパ…
いい加減にしてよね。
そんなんじゃないの。」


「あ・・・あの・・・」


か細い声がして
振り返った。


「え?」

イライラしてたのでついつい
鬼のような顔をしていたのか
文香が固まっていた。



「篠塚 文香 です……
よろしくおねがいします。」



「あ…恵美です。
今日は酔っ払いに付き合わせて
ごめんなさいね。
全く・・・・」



「じゃ・・かえります。
ごちそうさまでした。」




「俺 送ってくるわ。」



「また来てね~」
能天気な新婚さんは声を揃えて
手を振った。


すぐに文香は恭平の腕に手を
まわした。


胸が痛い・・・・・。
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