アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
入院の用意をして病院に向かった、


残念なことに
恭平は大部屋にうつっていた。


四人部屋の廊下側に
恭平のベットがあった。


「失礼します。」
恭平は楽しそうに部屋の人たちと
笑っていた。



「おかえり~」

恭平は笑った。


「何人彼女いるんだ?」
向のおじさんが言った。


学校に連絡したから
早速彼女がやってきたんだ。


「ね~ちゃんです」
恭平の能天気な答えに
少し胸が痛む。


「姉です。弟のことよろしく
お願いします。」


そう言って頭を下げるほかない
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