アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
個室だったらもっと話もできたのに
大部屋でカーテンオープン


私にとっては
なんの楽しさもない。


「美人なおねえさんだな~」
嬉しい言葉も
私には虚しいだけ・・・・・

しまいには
「仕事大変なんだから
何かあれば連絡するから
毎日こなくていいよ。」

なんて言った。



ガーーーーーン


昨日はあんなに近くにいたのに

私になんて見向きもせずに
今日はまったく
近づくこともできなかった。


「じゃ…帰るわ…」



「うん
ごめんね。
後でこっそりメールするからさ」



「あ…うん
わかったよ。」



「それじゃよろしくおねがいします。」


後髪をひかれながら
病室を後にした。


 昨日勢いで言うんだったな


後悔した。
< 299 / 668 >

この作品をシェア

pagetop