アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「やっぱりな・・・・」

後で声がして芽理衣の顔が凍りついた。


「どうしたの・・・?」


「確かめたかったから…」


芽理衣は俺のそばから離れた。


「やっぱり…浮気してたんだ…」



俺も足がガクガクしたけれど
とりあえずベットから起き上がった。



「好きなのか?」



「だって・・・翔くん
そばにいてくれないから・・・・
ヘイとはずっと一緒だったから・・・
あの・・・つい・・・・」


口ごもった。


「俺は…おまえと結婚するために
非難覚悟で婚約者と別れたんだ。
仕事だっておまえを幸せにするためだろ?
なんで裏切ったんだ?」



「ごめんなさい…
翔くん……でも……あ…」



「この子を愛してるなら別れるし
ただの遊びだったら許す……」


俺の方を見て
おどおどしている芽理衣


「やだ…別れたくない…」
緑色の目がみるみるうちに
涙でいっぱいになった。
< 334 / 668 >

この作品をシェア

pagetop