アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
向こう側から戻ってきた甲斐が
足をとめた。
「おじちゃま」
甲高いカワイイ声が聞こえて
私は窓を少し開けた。
「どこ行くの?」
甲斐がしゃがんで
「おでかけだよ。
一人で遊んでいたのかい?
えらいぞ。」
と優しく微笑んで
女の子を抱き上げた。
甲斐はいいパパになるだろう
女の子は甲斐の首に巻きついた。
「ダメ!!行っちゃダメ!!」
「お仕事だよ」
「すぐ帰ってこないっしょ?」
「終わったらすぐ帰るから
いい子にして待ってて。」
「だって昨日だって帰ってこないっしょ」
「今日は帰ってくるから
読んでほしい本用意しておいて。」
女の子は甲斐をじっと見つめて
また抱きついた。
「ママまだ帰ってこないの。」
「ママもお仕事だからね。
音色はちゃんとおりこうさん
してないとダメだぞ。」
庭からメイドさんがやってきて
女の子を抱きかかえた。
「いってらっしゃ~い」
女の子は泣きそうになりながら
甲斐に手を振った。
足をとめた。
「おじちゃま」
甲高いカワイイ声が聞こえて
私は窓を少し開けた。
「どこ行くの?」
甲斐がしゃがんで
「おでかけだよ。
一人で遊んでいたのかい?
えらいぞ。」
と優しく微笑んで
女の子を抱き上げた。
甲斐はいいパパになるだろう
女の子は甲斐の首に巻きついた。
「ダメ!!行っちゃダメ!!」
「お仕事だよ」
「すぐ帰ってこないっしょ?」
「終わったらすぐ帰るから
いい子にして待ってて。」
「だって昨日だって帰ってこないっしょ」
「今日は帰ってくるから
読んでほしい本用意しておいて。」
女の子は甲斐をじっと見つめて
また抱きついた。
「ママまだ帰ってこないの。」
「ママもお仕事だからね。
音色はちゃんとおりこうさん
してないとダメだぞ。」
庭からメイドさんがやってきて
女の子を抱きかかえた。
「いってらっしゃ~い」
女の子は泣きそうになりながら
甲斐に手を振った。