アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
自転車が倒れた


 やば・・・・


「あれ?恭平くん!?」


 マズイ……



「あ・・・甲斐先先~?」



俺は大げさにそう叫んだ。



「何してんですか」



「姪っ子とデートだよ。
恭平くんはいつからそこに?」」



「俺は図書室ついでに
読書してたら
寝てました~自転車の音で
今飛び起きたとこです。」

なるべく明るく答えた。

甲斐先生はホッとした表情だった。



「おじちゃまってば~」



甲斐先生はまた女の子と遊びだした。

 よかった…聞いていたこと
 ばれなかった


視線に気がついた。

女の人が・・・・・・
俺を見ていた・・・・・・・


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