アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
俺の目をさぐるようにして
女の人は俺を見ていた。


あの衝撃の独り言


俺に聞かれてないか
そんな顔をしてる。


「よかったら・・・・」

その人が近づいてきた。


サンドウィッチを差し出した。


「マジですか?」


「うん、作りすぎたので
お手伝いしてくれると嬉しいわ。」



あくまでも無邪気に答える



「うれしいっす!!」



サンドウィッチを
頬張った。


「めっちゃウマい~」


「ありがとう・・・・」



その人は聞きたそうにしてた


 さっきのこと聞いてた?


そう聞かれたら
俺はなんて答えようかと
考えた。



 甲斐先生とこの人には
 昔何かがあった



それだけは確かだった。
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