アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「お騒がせして……」
芽理衣が少しはにかんだ。


「来週ね…退院なの・・・・・。
彼と一緒に戻ることになったの。」


「え・・・
あ・・・よかったじゃん。
恭平は?」


私はまだ今一つわかってなかった。



「ヘイのおかげなの・・・・。
また私 ヘイに助けてもらっちゃって…」



芽理衣の目がキラキラしてる。


「子供は二人で育てるものだ…って
この間彼に言ってくれたんでしょう?
それが彼の心に突き刺さったって
言ってた・・・・・」



「恭平はそれでいいって?」


「よかったねって
真凛はあんなに旦那にソックリなんだよ。
すごいじゃん・・・・
『真凛はおとうさんの子供でしょ?』
そう言ってるって・・・・・」



私は恭平がまた捨てられたのかと
傷ついていると思ったけど
私も本当の両親には敵わないことは
わかっていた。


両親が揃っているなら
それが最高の
子供の居場所だってこと…
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