アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「なんなのよ・・・この雪!!」

全てがおもしろくない。


「バカにして!!ふざけんな!!」

そう叫びながら
必死に運転して帰ってきた。



玄関の前に立って大きく深呼吸


まっすぐ部屋に戻ろう


こんな泣き顔見せたくない……



「ただいま~」


私はできるだけ明るい声で
家に入った。


「あれ?早かったね」

キッチンから恭平の声


「うん…めっちゃ具合悪いから
寝るね。明日は休みだから
気にしないでいいから~」



「大丈夫か?」



「ねてれば治るよ~
そんじゃ=」



ここにしかない階段が憎らしい



階段を駆け上がって
また泣いた。



甲斐が私にうそをついた・・・・


モトカノを優先して・・・
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