アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「音色…ママ目がさめてるよ。」

甲斐が呼びに来た。


私がどうしようかと
迷っていると
甲斐が

「メグにも会わせたいから・・・」
と言ったから


私もその後をついていく


「ママ~~」



「ごめん…音色…
ビックリしたね…ママもビックリしたの…」



「もう血とまった?」



「うん…えらいね
泣いてなかったのね…」



私は遠くからそれを見ていた。



「うん…」
罰の悪そうに甲斐と恭平を見てる。




「ちょっとしたことで
泣くような女の子になっちゃダメ
これからママと音色
二人で頑張ってくんだよ……
泣いたら元気なくなるから
笑っていようねって約束したね?」



「うん」
音色ちゃんの声は沈んでいた。
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