アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「なんで……」



「病室で二人が話てるの聞いた。
音羽さんの手術の後……」



「ごめん
ショックだったろ?
俺もショックだったから…
もう動揺しまくってて…
それから音色と触れ合うたび
愛しさがこみあげてきて…
俺が守らないとって……
ただ俺にはメグがいるから…
メグを愛してる
これは間違いないんだ…」



「うん・・・・。
でも音羽さんも愛しいって思ってる。」




「音羽は俺が最後の最後で
裏切ってしまって…夢があったんだ。
歌手になりたいって…音羽は最後まで
夢に突き進みたかったけど
俺には勇気がなくて…
歯車がくるってしまって
俺は最後になるだろう
駆け落ちの約束の場所に行かなかった。
傷ついた音羽を抱きしめたのは
兄貴だったんだ。」


甲斐は大きなため息をついた。
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