アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
駐車場に車をとめた。


恭平は車を降りて
家のカギを開けた。



 落ち着け・・・
 落ち着け


私はそう言いきかせて
その後の甲斐の言葉を
早く聞きたいって
そう思っている……



部屋に入ると
恭平はコーヒーを入れてくれた。




「なんか・・・
ちょっとタイミングずれちゃった。」


恭平が頭をかいた。



「おいしい~
恭平コーヒーいれるのうまくなったね。」



「好きな人が俺の入れたコーヒーが
美味しいって顔すんの
めっちゃ嬉しいじゃん。」




「もう…からかわないで…」



わざとに平静を装う私



恭平から出る言葉に
ドキドキしている・・・・・・
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