アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「じゃあ 早くいい人を紹介しろ。
親孝行してくれよ~
早くおじいちゃんになりたいよ~」



「変なの~
昔は三十までいかなくていいって
言ってたじゃん
私はまだ今のままでもいいし
本当に好きな人が
現れたら結婚するし
だからパパはまだ心配しないで」



「好きな人はいるのか?」




「え・・・・?」
一瞬たじろいたけど


「いるよ。
その人のプロポーズ待ってるんだ」



そう答えて
ビールを飲んだ。




「恭平・・・じゃないよな?
恭平の片想い…なんだよな?」



突然言われた言葉に
私は激しく動揺する。



「メグ?
まさかおまえ・・・・・・」


父の目が見られなかった。
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