アイシテルって言えなくて～大人女子と高校生の恋

携帯が鳴った。


　誰だろう…こんな朝早くに～


父からだった。


「なに・・・・」


『弁当つくってくれてるんだな～
なんだか懐かしくてさ。
思わずメールしてるよ。
メグと二人で必死で生きてきたけど
おまえは素直で協力的で
最高な娘だよ。
俺の自慢の娘なんだ。
だから幸せになりなさい。
本当に好きな人と今度は欠けることの
ない家族でいてほしい。
今日の弁当は何かな～楽しみだよ。』




「パパったら～」
父のお茶目さが好きだ。


　本当に好きな人は　恭平なんだよ



そう父に話そう。
嘘をついて誤魔化すことではない
もしかして
恭平が迎にきたら
その嘘は父を失望させるだろう。




「パパ・・・・
時間だよ・・・・。」


父に声をかけた。




「パパ・・・」



父はなかなか起きてこない



父は二度と目をさまさなかった……