年上彼氏様

「ち、違うの?」

だってあんなドジ踏んじゃって

普通なら誰だって呆れて・・

あ、それとも

「じゃ、じゃあもしかして今日疲れてたのに無理
させちゃった?」

それならあたしカノジョ失格だ・・


「それも違う」

「じゃあじゃああたしんっ!」

最後まで言えないのは彼に唇を奪われたからで。

それは次第にどんどん深いものになっていく。

「ちょ、ん、はぁ」

苦しい、息が出来ない

でもそれを知ってるくせに

噛みつくように何度も何度もキスを落としてくる。


きつく抱きしめられていた手はいつの間にか
ブレザーの中に入っていて。

片手でボタンを外して簡単に脱がせていく。


彼が怒ってる理由をちゃんと理由を聞きたいのに

そして仲直りしたいのに


「ねぇ、アイツ沙良って呼び捨てにしてたね」

唇が離れると

彼が低い声で耳元でささやいた。

「んっ」

「もしかして沙良もアイツの事好きなの?」

今度は耳を噛まれる

「ちが!」








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