携帯小説的恋
「順ちゃんは、月人君と対等なんだよ。

付き合わされてるんでもなければ、遊んで貰ってる訳でもない。

一緒にいたいってことでしょ?」

ある意味、桃花ちゃんは正しい。

でも、肝心のところが不透明なままだよ。

「でも……月人君はそうじゃないかも」

「だから、ここで一気に主導権を握るのよ!」

力強い桃花ちゃんの言葉に、あたしは黙って頷いた。

そして……

あたしは、再々の励ましと、

状況に応じたフォローについて、

桃花ちゃんから手厚い指導を受けたのだった。
< 105 / 205 >

この作品をシェア

pagetop