携帯小説的恋
「あ、あれじゃない? <ホワイトキャニオン>」

隣りの月人君を見たら、目が合った。

「順、楽しい?」

「え、あ、うん」

「良かった……

あ、あれ、バンジージャンプ台かな?

俺も覚悟決めなきゃなぁ」

照れくさそうに笑う月人君。

「む、無理しなくていいよ?」

「でも、『大好きな彼氏の勇姿を見たいって女心をくすぐる』んだろ?」

ん?

なに?

この展開は?
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