携帯小説的恋
「俺たちも行こうぜ」

あたしの方を見た月人君は、なんだかちょっと遠い人みたいな気がしたよ。

あたしと、デートレポートなんてしてる場合じゃないんじゃないだろうか?

とか、

ほんとは、学校でも月人君は結構モテルんじゃないだろうか?

とか、

あたしの頭の中は、さっきの彼女の沈んだ顔が目に付いて離れない。

だって、

さっきの星野真輝さんは、とっても綺麗な人だったから。
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