携帯小説的恋
「今日は順とデートだろ?

行くぞ、本気で。

ほら、先ずは手始めに<レーザーアスレチック~ファラオの罠~>だ!」

月人君は、そんなあたしの不安な気持ちを振り払うように、

あたしの手を引いて走り出した。

――嗚呼、履きなれたスニーカーで良かった……

あたしの頭の中は、もう月人君と走ることで一杯だった。


嗚呼、桃花ちゃん。

先手は確実に打たれました。

次の受け手が、見つかりません。

もう、絶対絶命です!
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