携帯小説的恋
「あ、そうだ、紹介します。

こちら、クラスメイトで親友の、白石桃花ちゃん」

「シライシモモカ?」

「え?

あの、白石桃花さん?」

星野さんは、大きな目を更に大きくして、驚いた。

「星野真輝さん、ですよね。

お会いするのは、初めまして。

白石桃花です」

「キャァ~、これって正しく……」

「「運命の出会い!」」

三人声を合わせて叫んでた。

それからは、もう、三人寄れば文殊の知恵、じゃない、

女三人寄ればかしましい、

携帯小説を肴に話に花が咲いた。

「時々、こんな風にオフ会するのもいいね」

星野さんの言葉に、それぞれが色んな気持ちで頷いていた。
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