携帯小説的恋
あたしは無言で立ち上がる。

背中に怒りをしょって。

「じゃあな。

もう面も名前も割れたし。

メアドが無くてもまた会える。

俺が会おうと思えばな」

背後からドス黒い声が聞こえてきた。

もう真っ青だ。

今日は厄日に違いない。
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