携帯小説的恋
∽順的感情∽
◇観念
「校門のところに、変な男がいるらしいよ。今、先生達が様子見に行ったってさ」
あの水曜日、
帰り支度をノロノロとしていたあたしに、親友の桃花ちゃんが近づいて来てそう告げた。
「あたしはこれから部活だけど、順は帰るでしょ?
気を付けてね」
桃花ちゃんとあたしは、親友と言っても、ちょっと不思議な関係。
女子校特有の、なんでもグループ行動、の基本から外れた、彷徨える小惑星的、桃花ちゃんとあたし。
別にグループの対立に巻き込まれるとか、仲間はずれにされてるとか、そんな状況ではないけれど。
いつでも何処でも、誰かと繋がっていないと不安とういう、そういう少女心理に当てはまらないという小惑星的存在。
あの水曜日、
帰り支度をノロノロとしていたあたしに、親友の桃花ちゃんが近づいて来てそう告げた。
「あたしはこれから部活だけど、順は帰るでしょ?
気を付けてね」
桃花ちゃんとあたしは、親友と言っても、ちょっと不思議な関係。
女子校特有の、なんでもグループ行動、の基本から外れた、彷徨える小惑星的、桃花ちゃんとあたし。
別にグループの対立に巻き込まれるとか、仲間はずれにされてるとか、そんな状況ではないけれど。
いつでも何処でも、誰かと繋がっていないと不安とういう、そういう少女心理に当てはまらないという小惑星的存在。