携帯小説的恋
先にあたしに話しかけてきたのは桃花ちゃんだった。
「佐々木さんて、いつも本とか読んでるから色々詳しそう。
ね、あたし、携帯小説書いてるんだけど、今度読んで感想聞かせてもらえないかな?」
確か、陸上部に所属している白石桃花ちゃんは、どちらかと言うと行動的なイメージで。
あたしのようなオタクな携帯小説家とは住む世界が違うんじゃないかと思ってた。
「何処のサイト?
『魔法のiらんど』?
『フォレスト』?
それとも『野いちご』?」
「わ、やっぱり。良く知ってる」
自然と笑顔になった。
それが二人の馴れ初め。
「佐々木さんて、いつも本とか読んでるから色々詳しそう。
ね、あたし、携帯小説書いてるんだけど、今度読んで感想聞かせてもらえないかな?」
確か、陸上部に所属している白石桃花ちゃんは、どちらかと言うと行動的なイメージで。
あたしのようなオタクな携帯小説家とは住む世界が違うんじゃないかと思ってた。
「何処のサイト?
『魔法のiらんど』?
『フォレスト』?
それとも『野いちご』?」
「わ、やっぱり。良く知ってる」
自然と笑顔になった。
それが二人の馴れ初め。