携帯小説的恋
あ、何の話だっけ?
そうそう、水曜日、校門前に現れた不審者の話だった。
だから、桃花ちゃんも、あたしの感想ノートに度々出現する『つきひと』君については、ある意味、名見知りだった訳で。
まさかその『つきひと』君が、実在の人物として目の前に現れたこと。
そして、不審者その人であったこと。
何故か、あたしと友達宣言をしたこと。
誕生日が偶然にも同じだったこと。
次の日、興奮気味に捲くし立てた、あたしの話に一つ一つ頷きながら、桃花ちゃんも相当びっくりした様子だった。
そうそう、水曜日、校門前に現れた不審者の話だった。
だから、桃花ちゃんも、あたしの感想ノートに度々出現する『つきひと』君については、ある意味、名見知りだった訳で。
まさかその『つきひと』君が、実在の人物として目の前に現れたこと。
そして、不審者その人であったこと。
何故か、あたしと友達宣言をしたこと。
誕生日が偶然にも同じだったこと。
次の日、興奮気味に捲くし立てた、あたしの話に一つ一つ頷きながら、桃花ちゃんも相当びっくりした様子だった。