携帯小説的恋
やっぱ、逃げるっきゃないでしょ!

つまり……

あたしが月人君からのお誘いを、断りもせず律儀に受けてお付き合いさせて貰っているのは、

つまりこの友達ポジションのお陰な訳で、

それが絶対条件な訳で、

だからどんなにドキドキしても、それには気付かない振りをしなくちゃいけない訳で、

ある意味なんか拷問的な我慢比べみたいな感じで、

あたしの心臓がこんなに丈夫で頑丈じゃなきゃ、

きっととっくに死んじゃってるに違いない。
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