携帯小説的恋
毎週日曜の午前中九時半から十一時半まで、

俺は少年ラグビーチームのコーチのアルバイトをしている。

小学生一年から六年まで、

総勢三十人ほどの餓鬼どもの相手に二時間走り回る。

練習メニューを決めたり、具体的な指導やなんかは、クラブチーム選手達が主導で行う。

まぁ、俺の役割は餓鬼どもが飽きないようにサポートする役割ってとこ。

アルバイト料は二時間で五千円。

日当払い。

かなり割りのいいバイトだろ?

ま、雨で練習中止ん時は無給だけど。

俺はこの後、先輩達と食事をして休憩をとり、午後はクラブチームの練習に参加する。

昼飯もいつも先輩が奢ってくれるし、俺ってほんとに恵まれてる?
< 90 / 205 >

この作品をシェア

pagetop