携帯小説的恋
「そういえば、月人君、あの携帯小説作家の彼女はどうしてる?」

「マノさん、彼女じゃないっす。

女友達っすよ」

だいたい、友達宣言したのは俺だし。

それも、まさかの無理やりだし。

「えぇ~それって何処か違うの?

だって、気が合って、一緒にいると楽しいって、月人君言ってたじゃない?」

う~ん、

俺は頭をひねった。

確かに、一緒にいると楽しいし、時折見せる表情にドキッとすることはある。

でもなぁ~

彼女って、そもそも何だ?
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