淡く愛しく

「挨拶…しに行く?」春華に尋ねた

「一応しに行こうか!」春華が席を立つ


3年生職員室を覗く。
そもそも男か女かも分からないのに
探し出そうとするのが間違いだった。


すると丁度遠藤の姿が見えた

「遠藤! 高嶋先生(?)は何処にいるの?」

「お~何やお前ら、ちょっと待ってな
…高嶋先生~!!!」


するとこっちを向いたのは
身長180㎝位の若い男性。
すごく優しい顔をしてこっちに近付く。

「…英語係の人かな?」

「「はい。笑」」

「ごめん、何組の子かな??」

「えっと…」一瞬自分のクラスが分からなくなる


高嶋はゆっくりとあたしの首元についてる学年章に顔を近付けクラスを確認する。
…一瞬ドキッとした。


「3年1組だね。」

「「そうです。」」

「よろしくね。」

「「こちらこそ、よろしくね。」」



少しずつ桜の花びらが散っていきます
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