弱いあたし
でも杉下さんのせいで友美も巻き込まれた。
あたしの親友だと信じてた友美に裏切られた。
「高木さん、ちょっと来てよ」
取り巻き達があたしを呼びに来た。
連れて行かれた先は女子トイレ。
ドンッ
「いたっ」
個室に閉じ込められてドアを閉められる。
「クスッ。惨めな人ね。友美」
え・・・?
今『友美』って言った・・?
「バケツは用意出来た?」
「はい・・・」
「んー。友美、確かこの人の親友だったよね?」
「えっ・・・」
「絶交の印に水、かけてみてよ」
え・・・。
「出来ないの?」
「・・分かりました・・」
そう言った瞬間、水が上から降って来た。
一瞬にしてびしょびしょ。