ハレノチクモリ

事実

本当はいつも逃げたいだけ
息苦しくて呑まれそう

現実に
チョークの音に
誰かがたてる大きな寝息

追い込まれて
踏みにじられて

紙屑みたいに
グシャグシャに丸められて


何もかも無くしそう

誰かが恐いんじゃなくて事実を突きつけられるのが

恐いだけ。
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