愛し君へ…


「…さっさと部屋へ行って。


アンタなんか、顔も見たくないわ」





そう言うと、叔母さんは部屋へ行ってしまった。

あたしは声も上げず、のろのろと立ち上がり自分の部屋に入った。



入った瞬間、ベッドの上にペタンと座り込んで顔をうずめた。





「…っ……

うわあぁあ…!!!」



神様、あたしは普通に生きる事さえも…許されないんですか…?





あたしはそのまま、泣き疲れてベッドで寝ていた。


トントン…



「……はい…?」



「響ちゃん、大丈夫かい…?」





ドアの向こうから叔父さんの声が聞こえ、あたしは急いでドアを開けた。

叔父さんが部屋へ入って来る。





「こんなに腫れて……」





そう言った叔父さんの手が、あたしの顔に触れた。





「ここも…」





手。足。腰。

そして……―――胸。


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